取組み概要
これまでに培った企業経営者間のビジネスネットワークを活⽤し「若者にチャレンジできる環境を提供したい」という想いを胸に活動しているG&Cコンサル ティング株式会社。今回は、美⾺サテライトオフィス事業部 エリアプランナーの翠⼤知(みす だいち)⽒にインタビューしました。
東京本社に⼊社後すぐに徳島県美⾺市に配属され、現在4年⽬だという翠⽒。エリアプランナーとしての視点から美⾺市脇町から取り組まれている地⽅創⽣の取組みと今後の展望についてお話しを頂きました。
関係者インタビュー
御社の事業・活動について教えてください。
G&Cコンサルティング株式会社の事業としては主に以下2点があげられます。
<コンテンツマーケティング事業:記事作成>
コンテンツマーケティング事業は主に企業からの依頼に基づきクライアント企業のサービスに関する記事の作成を⾏っています。 この記事作成業務 を⾃社内だけで完結させるだけではなく、⾃社のノウハウを地元の主婦層に継承させる取組みを⾏っています。
<チャレンジ法⼈の創出>
「なぜ若者が地元から出ていくのか?」それは、⾃分のやりたい仕事ができる環境が無いからではないかととらえています。 若者が新たな事業を⽴ち上げる後押しをする、チャレンジしやすい環境を築くことで若者が戻ってくるのではないかと考えています。 G&Cコンサルティング株式会社とは別に、株式会社MIMAチャレンジという企業を設⽴し、現在は若者にうだつの町並みで活動できる事業場所の斡旋や開業にあたってのコンサルティングを⾏っています。 また、うだつの町並みの魅⼒をより向上させるための取組みとして、⾃社で飲⾷店の経営や宿泊所の経営も⾏っています。
なぜここで活動をしようと考えたのですか?経緯について教えてください。
当時地⽅創⽣ブームの中、サテライトオフィス設⽴を検討して、先端であった徳島県のサテライトオフィス開設のためのツアーを⾏っていました。 そのツアー中、うだつの町並みは実はツアーの予定にはありませんでした。 直前の予定がたまたまキャンセルになり、ふらりと⽴ち寄っただけだったのですが、うだつの町並みをすっかり気に⼊ってしまい、⾏政担当の熱意もあって、当時空き家であった森邸に決めることになりました。 この町が元々「観光地」であったことと、⾏政や地元の⽅が熱く歓迎してくれたこ とに感銘を受け、この場所に決まりました。
うだつの町並みの「今」について教えてください。
うだつの町並みは現状、観光地の知名度は⾼いものの、「通過」する観光地となってしまっているのが現状だと思います。この町には滞在するコンテンツが少ないのが現状です。 株式会社MIMAチャレンジが9⽉よりOPENした「PAYSAGE MORIGUCHI(ペイサージュ モリグチ)」はこの町に滞在を促すための新たな切り⼝として設⽴されました。 また、イタリアンレストラン「Punta(プンタ)」など、これまで周囲になかった本格イタリアンレストランを設⽴し、この町を⽬的地・滞在地として選択させる魅⼒を確⽴しています。 また、上記のような魅⼒を発信できる⼈材を 主婦層を中⼼に育成しており、にし阿波圏域だけでも5~6⼈のライターを抱えております。
町の魅⼒の強化、発信⼒の強化の双⽅からアプローチして、この町を盛り上げていきたいと考えております。
今後の⽬標・ビジョンについて教えてください。
G&Cコンサルティング株式会社の活動拠点「森邸」では最近動画の制作事業もスタートしています。 現状、私が⼀から調べながら制作案件をこなし、ノウハウを蓄積している状況です。 私も動画制作に「チャレンジ」し、新たなビジネス開拓を模索しています。 将来的には動画・記事制作などのノウハウも弊社に蓄積し、地元の住⺠へ還元できる⼟壌を築きたいと思っています。 また、先ほど取り上げたイタリアンレストラン「Punta(プンタ)」でも、次世代のシェフが巣⽴ち、⾃分の店を構えるなどの動きも出てきています。
この町を中⼼として、地域の「魅⼒」の向上、地元⾃らの「魅⼒発信」、そして「新たな⼈材が育成」といった好循環が⽣まれつつある今、「チャレンジ」を続け、弊社と町の双⽅がレベルアップしていきたいと考えています。