11月10日に行われた美波町の避難訓練で、今年もサテライトオフィス企業・株式会社Skeedと美波町などが協力して、IoT技術を使った減災ソリューションの実証実験が実施されました。
昨年に続き2回目となった「“止まらない通信網”を活用した命繋ぐ減災推進事業」。株式会社SkeedのIoT技術を中心にシステムの開発が行われ、小さなタグを持っていれば、通信障害が起こった中でも位置情報が確認できる仕組みです。
昨年の実施時には、「家族がバラバラに逃げてもこれならすぐに居場所がわかり、非常に安心」「早く一般化してほしい」と、地元住民から期待の声が多く聞かれました。今年は小学生にタグを配布し、災害時だけでなく、“見守りアイテム”として平時での活用も目指しています。
これまでの実験結果はデータ化され、訓練時の住民の避難経路を分析。今後の避難計画の改善・立案にも役立てられます。住民からのニーズに合わせ、受信エリアの拡大も目指していきます。
2017年には地方版IoT推進ラボの選定を受けた美波町では、今回の他にもIoTを活用した様々な実証実験が行われています。