取組み概要
企業と出会える場を創出するというミッションを掲げ、130の自治体と企業をつなぐイベントを主催し、支援を行うことを主体に活動しているという株式会社あわえ。美波町を拠点とし、全国各地の活性化を図る取組みについて、サテライトオフィスのコンシェルジュとしても活動している遊亀氏にお話しをうかがいました。
関係者インタビュー
御社の事業・活動について教えてください。
地方の社会的課題解決を実現するため、以下の事業に取り組んでいます。
<サテライトオフィス誘致支援>
徳島県のサテライトオフィス進出企業数は全国1位となっており、そのうち現在20社が美波町にサテライトオフィスを設置しております。
進出を検討する企業様の視察や行政とのやり取りなどのサポートを行っております。
<地方創生に関するコンサルティング>
現在130の自治体とつながりがあり、地方創生に関する相談を受けたり、自治体と企業・技術をマッチングするイベントを企画、開催したりしています。
コワーキングスペースの活用方法や、地元住民から課題を引き出すためのコンサルティングも行っています。
<デュアルスクール>
全国初の取組みで、地方と都市の両方のよさを教育活動に取り入れることができるよう、地方と都市の二つの学校が一つの学校のように教育活動を展開することができる「新しい学校のかたち」を提案しています。地方と都市、双方の教育委員会の間の合意があれば、転校手続を簡略化して、2校間の移動が容易にできるシステムです。
都会に籍を置きつつ、「地方で暮らす」を体感できるシステムによって、成長期に貴重な原体験を得ることができます。
今後の目標・ビジョンについて教えてください。
進出してきた企業が継続して活躍できる環境をつくっていきたいと思っています。
2021年からは地域の課題と企業とのマッチングにも力を入れ始めました。地元の課題を抽出のため、2年前から町の住民に課題に関するアンケートも行っています。
事業の中で新しいモノが進出企業によって生み出されること。これがすごく大切で、企業の認知拡大と別の新しいビジネスのキッカケになると考えています。