地元での出会いから、企業設立。地元活性化を図る取組み。

株式会社 Fobs

代表取締役 西村 耕世
取締役 横川 和輝

取組み概要

サテライトオフィス進出企業あしたのチームの元従業員 西村氏 と BAR Rokudenashiのオーナー 横川氏が地元への想いで意気投合し、地域活性化・若い人のための環境作りを目的として、2020年6月に株式会社Fobsを立ち上げました。

■移住者として、元サテライトオフィス進出企業の従業員としての経験を持つ西村氏。
■生まれも育ちも三好市で、BAR経営で培った根強い人脈を持つ横川氏。

お二人が出会うことで生まれた新たなビジネスは、それぞれの強みを生かし、地域活性化を試みる事業を展開しています。
サテライトオフィス進出企業と地元企業、地元住民をつなぎ、一体となって地域を活性化していく取組みについてお話しを伺いました。

関係者インタビュー

御社の事業・活動について教えてください。

【西村氏】:
 サテライトオフィス企業との関わり、地元との関わりの強みを武器に、地域活性化目標に掲げ、「人」「企業」「地域」の観点から事業を展開しています。
 現在5名で運用しており、それぞれのメンバーが各々別の仕事をしながらFobsとしても活動しているのが現状です。
それぞれの強みを生かし、地域の活性化を行えるように取り組んでいます。

<地元のイベントの企画運営について>
【横川氏】:
 地元で開催されるイベントの企画・運営を行っています。イベントスタッフに地元の若い人を採用する等、雇用の場の創出にも取り組んでいます。

<サテライトオフィス進出企業のサポートについて>
【西村氏】:
 サテライトオフィス進出企業に地元雇用として採用された人材に対し、月に一回面談を行い、働く上での悩みや直接言いにくい想いを聞き取りする支援を行っています。適宜採用企業の社長へ直接状況報告を行い、双方の意思疎通、状況の改善を図れるようサポートを行っています。
 また、進出企業と地元企業の双方が、互いの事業を知るきっかけをつくり、手を取り合える関係作りの支援も行っています。

事業を始めるきっかけなどについて教えてください。

【西村氏】:
 サテライトオフィス進出企業にとって「人材育成」は課題で、遠隔地でマネジメントできる人材の存在が求められていることは、進出した企業の生の声として聞こえてきていました。
 また、マネジメントのサポートできる存在(サービス)があるということは、新たな進出を後押しする要素にもなり得ると考えています。

事業を始めてみての実感、課題など教えてください。

<事業を始めてみての実感>
【西村氏】:
 現地雇用の方のお話しを伺うと、持たれている悩みや想いは様々で、実際に会社として対策を取れるようになってきています。

【横川氏】:
 新しい環境で、現地雇用として働くことは、本人にとっては不安なことが多々あると思います。そういった不安や、直接言いにくい想いが第3者を通じて認識できる仕組みは、双方にとってメリットがあると考えています。

<課題>
【西村氏】:
 現状の課題としては、実績・知名度が乏しいところだと思います。コロナの影響もあり、イベントが減ってしまいましたが、今後はもっと実績を作って知名度も上げていきたいと考えています。

今後の目標・ビジョンについて教えてください。

【西村氏】:
 今後はビジネスマッチングにも注力したいと考えています。
 地元企業の業務内容や強みを把握しビジネスマッチングのコミュニティを形成することで、そのコミュニティ参加企業様の課題を、コミュニティ内部で解決できるようにしたいと考えています。身近なところに課題解決できる企業がある事を知り、繋がっていくことが地域活性化に良い影響が生まれてきます。
 そのコミュニティは関西のネットワークとも連携していき、都市部の課題を地方で解決できる仕組みを作っていきたいと考えています。
 今後は、このビジネスマッチングを魅力あるコミュニティに育て、多くの企業様の課題解決に繋げていきます。