株式会社ファンドウィッチは、東京と徳島を拠点としたクリエイティブカンパニーであり、TVコンテンツ、TVCM、WEB動画などを中心に制作しています。2016年8月に会社を設立し、2018年8月には、同社の代表を務める早瀬氏の出身地である阿南市に、サテライトオフィス(以下SO)を開設しました。
そんな株式会社ファンドウィッチの早瀬代表に、阿南市での取組や今後の事業展開等について、インタビューを行いました。
早瀬代表は、東京で徳島県知事に対して、クリエイティブに関するプレゼンをしたことをきっかけに、徳島と東京との間でクリエイティブに関する知識や理解などに乖離があることを知り、東京と地方の差を埋めたいと思うようになりました。プレゼンをした当時は会社員として働いていたため、東京と徳島の移動に難しさを感じていた早瀬代表。2016年に独立、2018年に地元阿南市にSOを開設し、現在は東京と徳島を行き来しながら働いています。
徳島でのプロジェクトでは、プロジェクト毎に最適なクリエイターたちを招集するスタイルで、東京スタッフと共同で作業をしています。徳島には、仕事をする際に必要な機材を取り扱うところがないため、東京から運搬したり、大阪等からレンタルして徳島に持ち込んだりと、大変な面も多いそうです。しかし、「徳島にSOを開設したことで、徳島のチームに最先端の機材や技術を学べる機会を提供するとともに、東京のチームに新しいロケーションを知ってもらう機会にもなっています。」と語っていました。
早瀬代表が学生の頃は、クリエイティブな仕事に従事している方が少なく、情報を手に入れたりするためには、クリエイティブについて学ぶことができる学校に入学するしかなかったそうです。早瀬代表は、「今はクリエイティブな仕事に従事している人も増え、インターネット等の発展によって、必要な情報を自分で調べることができる時代になりました。しかし、今も徳島には身近に相談できる人がいません。私が徳島にSOを開設していることによって、クリエイティブな仕事に就きたいと思っている人や若い人達のクリエイティブな仕事との接点となり、さらには相談先となれるようにしていきたいです。」と語っていました。
また、東京と徳島両方にオフィスを持つことによって、仕事のやり方が大きく変わったと語られた早瀬代表。「阿南市に滞在している時は、毎朝海岸でヨガをして、時間があればサップをして、10時くらいから仕事をしています。それによって、ストレスが軽減されて、生活が豊かだなと感じます。東京の仕事の関係者等にも、徳島での働き方を話すと、羨ましがられます。」と語っていました。
SO企業が、地方で新しい技術や働き先を提供するだけでなく、都心で働く人達にSOの働き方を紹介することによって、SOの利点を活用して、豊かな生活を楽しみながら、仕事に邁進できる。そんな企業が一つでも増えるよう、これからもSO企業誘致活動を推進していきます。
【株式会社ファンドウィッチの基本情報】
◆MAIL:info@fundwich.com
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