移住促進団体を設立 美波の小林さん、空き家改修や生活サポート
美波町移住交流コーディネーターの小林陽子さん(65)=美波町奥河内=が、一般社団法人「アンド・モア」を立ち上げました。移住希望者の案内や空き家の改修、移住後の生活サポートを行い、人口増と地域活性化に取り組みます。
小林さんは2013年4月にコーディネーターを委嘱された後、十数件の定住を実現させました。14年5月まで30年以上経営していた新聞販売店での人脈や土地勘を生かし、移住希望者の要望を聞き、適した物件を紹介してきました。同6月には、自宅に移住相談所を設けました。
約1年が過ぎ、相談に訪れる人が多く、業務量が増えたため、法人化に踏み切りました。
本年度から地域おこし協力隊員になったフリーライターの飛田久美子さん(41)がスタッフとして参加し、移住希望者向けのパンフレット作成や情報発信を行います。14年末に町内にサテライトオフィス(SO)を開設した2人の建築士もメンバーに加わり、移住者向けの空き家の改修を手掛けます。
小林さんは2013年4月にコーディネーターを委嘱された後、十数件の定住を実現させました。14年5月まで30年以上経営していた新聞販売店での人脈や土地勘を生かし、移住希望者の要望を聞き、適した物件を紹介してきました。同6月には、自宅に移住相談所を設けました。
約1年が過ぎ、相談に訪れる人が多く、業務量が増えたため、法人化に踏み切りました。
本年度から地域おこし協力隊員になったフリーライターの飛田久美子さん(41)がスタッフとして参加し、移住希望者向けのパンフレット作成や情報発信を行います。14年末に町内にサテライトオフィス(SO)を開設した2人の建築士もメンバーに加わり、移住者向けの空き家の改修を手掛けます。
アンド・モアは10月から、大工や左官の仕事を学ぶ体験事業を展開する予定です。これは空き家を補修する職人が不足しているためです。
同町は近年、SOの進出が相次ぎ、15年1月の県推計人口で、06年の合併後初めて転入者が転出者を上回りました。移住相談は増えていますが、空き家改修が間に合わない状況で、小林さんらはそんな問題を解消するためにも職人の育成に力を入れます。
小林さんは「空き家が増えて人口が減れば、町の活気が無くなり、生活することも危うくなる。空き家改修や情報発信を通じて町の魅力を伝え、移住する人を一人でも多く増やしたい」と話しています。