美波町にサテライトオフィスを構える株式会社兵頭デザイン(本社・埼玉県)による、地域の子供たちにロゴデザイン制作を体験してもらう出前授業「兵頭デザイン道場」。今年は海陽町の宍喰小学校で開催されました。
「子供たちに、カタチを作り上げる面白さを感じてもらいたい。」
出前授業にかける同社・兵頭社長の思いは強い。将来、地域ブランディングの一端を担うデザイナーが生まれることを願って、兵頭社長自らが教壇に立ちロゴと名刺制作を通じてデザインの面白さを伝えます。
挑戦したのは宍喰小学校の5年生13人。子供たちにとっては初めてのデザイン制作で、アイデアがすぐに出る子もいれば、中には考え込んでしまう子も。兵頭社長やサポート役で参加した同じく美波町のサテライトオフィス企業・株式会社鈴木商店のメンバーらが机の間を回り、アドバイスを入れながら制作を手伝っていました。
子供たちは徐々に友達同士でもデザインについて話し合い、助け合って制作に励む表情は真剣そのもの。ロゴと名刺が完成した後は、各自デザインのコンセプトを発表して名刺交換へ。「こういうものです〜」と少し照れ笑いを浮かべながらも楽しんだ様子でした。
授業の終わりに兵頭社長から「デザイナーになりたいと思った人」と問われた際には、多くの子供たちが元気よく手を挙げていて、「面白かった」「デザインに興味が持てた」といった感想も聞こえました。
サテライトオフィス企業が地域で活躍するためには、住民の方とのつながりが不可欠。今回の出前授業のような、企業と地域住民が交流できる取り組みを今後も応援していきたいと思います。
制作に没頭する子供たちは真剣そのもの。
完成した名刺を見ながら、ロゴの意味やデザインの理由について話し合います。